伝授します。
本記事の内容
● フェザースティックと麻ひもが最強の理由がわかる
【フェザースティックのコツ】麻ひもを巻くだけで絶対失敗しない方法!
キャンプの醍醐味の1つでもある焚き火。
ビールでも飲みながら、何も考えずにボーっと火を眺める時間は最高のひと時ですよね。
そんな焚き火のもう1つの楽しみが、火起こしではないでしょうか。
ライターやバーナーでつけるのも楽でいいんですが、やはり小さな火種から火起こしする方が、かっこいいし楽しい!
そんな時に活躍するのが、フェザースティックです。
フェザースティックとは、薪をナイフや斧で薄くけずって鳥の羽のようにした「自然の着火剤」です。
しかし、フェザースティック作りは、慣れるまでなかなか難しいです。
簡単にできて失敗しない方法がないかなぁと日々考えていたら、ある時思いつきました!
と、軽い気持ちでやってみたのですがこれがなかなか良い!
ということで、紹介していきますね!
動画で見たい方は、こちらからどうぞ〜。
フェザースティック作りで失敗する点
フェザースティック作りにおいて、失敗する点は下記2つくらいではないでしょうか。
● 力を入れすぎて切りすぎてしまう
● 薄くけずれない
削り初めの時に力を入れすぎてしまい、切りすぎてしまったことはありませんか?
せっかく上手くできていたのに、薪から切り離れて木くずになる姿を何度みたことか…。
もちろん、切り離された木くずも焚き付けとして使えるのですが…なんか悔しいですね。
こんな問題を解決するには、薪に麻ひもを巻くだけでOKです。
フェザースティックに麻ひもを巻くメリット
薪に麻ひもを巻いてフェザースティックを作ると、なぜ上手くいくのかを解説します。
薪に麻ひもを巻いてフェザースティックを作ると、
● 麻ひもがストッパーになる
● 作り終わったら麻ひもが火口になる
麻ひもがストッパーになる
薪に麻ひもを巻いてフェザースティックを作ると、力を入れすぎて切りすぎてしまうことがなくなります。
切りすぎてしまう原因はいろいろありますが、力を入れすぎて滑ってしまうのが大半です。
薪に麻ひもを巻くと、麻ひもがストッパーになりナイフが止まるので切りすぎを防止してくれます。
慣れない初心者の方やフェザースティック作りが苦手な方でも、カンタンに美しいフェザースティックが作れます。
作り終わったら麻ひもが火口になる
フェザースティックを作り終わったら、麻ひもをほぐして火口(ほくち)にします。
手でほぐしてもナイフでほぐしてもどちらでも構いません。
ほぐし終わったらそのままフェザースティックに絡ませて、チャークロスやファイヤースターターで着火可能です。
ストッパーになって火口にもなるので一石二鳥ですね!
薪に麻ひもを巻いてフェザースティック作り実践編
それでは実際に、薪に麻ひもを巻いてフェザースティックを作っていきます。
● 薪を適正な太さに割る
● 麻ひもを切って薪に巻く
● フェザリングする
● フェザースティックに麻ひもを絡ませて着火する
薪を最適な太さに割る
まずは、薪をフェザースティック作りに最適な太さに割ります。
最適な太さには個人差がありますが、一般的には直径3㎝くらいです。
斧やナイフを使ってバトニングしましょう。
余っている薪を叩き棒にすると便利です。
麻ひもを切って薪に巻く
薪が割れたら、麻ひもを20㎝くらい(薪の太さによって変わる)に切って薪の先端に巻きます。
巻き方は、2つ輪っかを作りその中に薪を通す「巻き結び」が簡単でオススメです。
余った麻ひもは、後で火口として使うので切らないようにして下さい。
フェザリングする
麻ひもが巻けたら準備OK、ナイフでフェザーを作っていきます。
1列目は薄く削るのではなく、厚めに削りましょう。
厚く削ることによって、麻ひものストッパーが効きやすくなるからです。
麻ひもでナイフが止まったら、ずらして1周フェザリングしましょう。
2列目以降は、薄いフェザーと厚いフェザーを混在させます。
混ぜるメリットは、
● 薄いフェザー→火をキャッチしやすく燃えやすい
● 厚いフェザー→長く燃えるので火を育てやすい
小さい火でも簡単に火を育てることができます。
フェザースティックに麻ひもを絡ませて着火する
フェザリングが終わったら、余っている麻ひもをほぐします。
手でほぐしても、ナイフでほぐしてもOk!
ほぐした麻ひもを、そのままフェザースティックに絡ませて着火します。
個人的には、ファイヤースターターやチャークロスから火を起こすのがオススメ。
着火できたら、焦らずに火を育てましょう!
【フェザースティックのコツ】麻ひもを巻くだけで絶対失敗しない方法! まとめ
最初はなかなか上手く作れないフェザースティックですが、麻ひもを巻くだけで簡単に作ることができます。
麻ひもで感覚を掴んだら、なしでやってみるのもありですね。
感覚をつかむ練習として試しにやってみて下さい!
ナイフを使うので、くれぐれもケガには気をつけて下さい。
それでは良いキャンプライフを!