こんなお悩み解決します。
● 蜜蝋ワックスの効果がわかる
● 蜜蝋ワックスの使い方がわかる
● 柄の色がどう変化するかがわかる
蜜蝋ワックスの使い方、効果や色の変化を実験【斧やナイフに塗ろう】
こんにちは、ゆういち(@yamaumi2020)です。
キャンプで焚き火を楽しむキャンパーの必須道具といえばナイフと斧ですね!
最近は、柄が木でできているかっこいいナイフや斧が人気ですが……柄の手入れはしっかりやっていますか?
柄の手入れを怠ると汚れが付着したり、最悪の場合柄が破損します。
柄の手入れといえば、オイルフィニッシュですがオイルにも色々な種類があります。
アマニ油、桐油、椿油…あげればキリがないですが、色々試してきた私が自信を持ってオススメするオイルを紹介します。
それが、「蜜蝋ワックス」です。
本記事では、蜜蝋ワックスのメリットや効果、使い方から色合いの変化まで画像付きで詳しく解説していきます。
蜜蝋ワックスとは?
蜜蝋とは、ミツバチの巣から取れる成分に熱処理を加えて生成された「ロウ」のことです。
蜜蝋ワックスは、蜜蝋に植物油を混ぜて作られた天然のワックスです。
よく混ぜられるのが、アマニ油や菜種油、オリーブ油などです。
蜜蝋ワックスは天然成分で安全なため、化粧品などにも用いられています。
蜜蝋ワックスはこんな人にオススメ!
蜜蝋ワックスを斧やナイフの柄に塗ることで様々なメリットが得られ、あなたのキャンプライフを豊かにしてくれます。
蜜蝋ワックスは、こんな方にオススメです。
● 大切な道具を長く使いたい方
● 柄の色合いを深くして「カッコイイ自分だけの道具」を育てたい方
こんな方は手入れをすることもないと思いますが、
「良いものを長く、できれば一生使いたい!」
という方はぜひ蜜蝋ワックスを使って欲しいです。
では、蜜蝋ワックスで得られるメリットを見ていきましょう!
蜜蝋ワックスを塗るメリット
蜜蝋ワックスをナイフや斧の柄に塗ることで得られるメリットは4つあります。
● 汚れの付着防止
● 撥水効果
● 防カビ効果
● 防腐効果
蜜蝋ワックスを塗ると、柄の表面に油膜が作られます。
鉄板などのシーズニングと同じイメージですね!
この油膜により柄の表面がコーティングされるため、汚れや水を弾いてくれるので柄が長持ちします。
また、蜜蝋ワックスを塗ると柄の色合いが深くなり、木目もくっきりしてくるのでマジでカッコよくなります!
蜜蝋ワックスのここがすごい!
蜜蝋ワックスのすごいところはまだあります。
● 木の呼吸を止めない
● 本革にも使える
木の呼吸を止めない
木は切り出されたあとでも、湿度を保とうとして水分が多くなったら吐き出し、乾燥してきたら吸い込むを繰り返しています。
これを木が「呼吸している」と表現されます。
ニスなどの化学物質は、強固な膜を形成するため木の呼吸を止めてしまいますが、蜜蝋ワックスは天然成分のため、木の呼吸を止めることなく表面を保護することが可能です。
乾燥による柄の破損や水分が多くなった時の膨張を防いでくれるので、柄が長持ちします。
本革にも使える
蜜蝋ワックスは、本革にも使用可能でナイフや斧のシースにそのまま使えるので非常に便利です。
撥水効果があり、適度なツヤと栄養分を本革に与えてくれるので、劣化を防ぐ保革油の役割を果たします。
蜜蝋ワックスの価格
蜜蝋ワックスの気になる価格ですが、相場は1000〜2000円程度です。
販売会社によっても違うのでチェックしてみてください!
私が購入した蜜蝋ワックスは、200gで1680円でした。
1回の使用で1g使うとすると、1回分の料金はたったの8.4円!
ぶっちゃけ斧やナイフだったら1gも使わないので本当にお得ですね!
道具を永く使いたい方、柄をカッコイイ自然の木目カラーにしたい方は投資する価値ありです。
斧の柄の色合いの変化
蜜蝋ワックスを塗ると見た目に2つの変化が出てきます。
● 木目がはっきりと出てくる
● 色合いが深く(濃く)なる
画像はグレンシュフォシュブルークのアウトドアアックスという斧なんですが、蜜蝋ワックスを塗ると木目がはっきりと出てきます。
また全体的に色合いが深く(濃く)なり自然なツヤも出てきます。
まさに世界に一つだけの使い込まれた斧に変化します。
塗るだけでグッと愛着が湧いてくるのも「蜜蝋ワックスの隠れた魅力」です。
蜜蝋ワックスの撥水効果を実験しました!
こう思う方もいると思うので、撥水効果の実験をしました。
斧の柄で撮影したのですが、かなり見づらくて…。
ということで、蜜蝋ワックスを塗った板と塗ってない板に変更!
霧吹きで水を吹きかけました!
結果は一目瞭然!
蜜蝋ワックスを塗ってない板は、水をどんどん吸収して見えませんが、塗った方の柄はフロントガラスにガラコを塗ったような撥水効果を発揮しました。
水をはじいているのが一目でわかりますね!水だけではなく、汚れもはじいてくれるので重宝しています。
蜜蝋ワックス恐るべし…!
実験効果にはついては動画でも解説しています。
蜜蝋ワックスの使い方
それでは、蜜蝋ワックスの使い方について解説していきます。
非常に伸びの良いワックスなので、誰でも簡単にうまく塗れますよー!
● 適量を布にとりまんべんなく塗る
● 乾燥させて乾拭きをする
布に適量をとりまんべんなく塗る
蜜蝋ワックスは、硬めの固形なので布で表面をこするようにとります。
布に適量を取ったら、柄の全体にまんべんなく塗ります。
木目に沿って擦り込むように塗っていくと効果的です。
柄の表面がテカテカ光るくらいに塗りましょう。
乾燥させて乾拭きをする
塗り終わったら、直射日光の当たらない風通しの良いところで乾燥させます。
乾燥時間は8〜10時間です。
蜜蝋ワックスがゆっくりと浸透していき、柄の表面をコーティングしてくれます。
焦って早く拭き取らないようにしましょう。
乾燥が終わったら、乾拭きをして完成です。
この作業を3回ほど繰り返すと、木目がくっきりと出て自然な深い色合いになりますのでオススメです。
なんとも言えないカッコ良さです!
蜜蝋ワックス使用時の注意点
蜜蝋ワックスを使うにあたり1つ注意点があります。
蜜蝋ワックスが染み込んだ布を放置していると自然発火する恐れがある
蜜蝋ワックスに含まれる植物油は、乾燥させるとベトベトせずにサラッと乾く「乾性油」です。
乾性油は、乾燥の過程で酸素を取り込むのですが、その際に微量の熱が発生します。
この熱が蓄積されることで、油が染み込んだ布が自然発火するのです。
棚にしまっておいた布が自然発火……考えただけでゾッとしますね。
火災を起こさないためにも、使用した布は水に浸して処分してください。
とはいえ、1回しか使ってない布を捨てるのはもったないですよね!
私は下記の方法で対処しています。
● ジップロックに入れて、火消しツボに保管
こうすることで、万が一自然発火しても火消しツボの中なので安心です!(ジップロックの時点で酸素に触れないので燃えないとは思いますが…)
道具のメンテナンスで火災を起こさぬよう注意してください。
まとめ
蜜蝋ワックスを使うことで、大切な道具を永く使うことができます。
木目もくっきり出て、デザインもカッコよくなりますしね!
蜜蝋ワックスの効果をおさらいすると、
● 汚れの付着防止
● 撥水効果
● 防カビ効果
● 防腐効果
また、ナイフや斧の本革のシースにも使用できるので非常に便利です。
キャンプに行く前や帰ってきてから、サッと拭くだけだけなので誰でも簡単に使えますね!
蜜蝋ワックスを使って、大切な道具を一生使えるようにメンテナンスしていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
よいキャンプライフを!