本日はムエラバイキングを徹底レビューします。
本記事の内容
● ムエラバイキングってどんなナイフ?
● ムエラバイキングでバトニングから着火まで実践!
● ムエラバイキングのお手入れ方法がわかる
ブッシュクラフトにおすすめなナイフ!ムエラバイキングをレビュー【万能ナイフです】
こんにちは、ゆういち(yamaumi2020)です。
キャンプやブッシュクラフトで必須のギアといえば「ナイフ」ですよね。
食材を切るのはもちろん、焚き火の行為を深めてくるとバトニングで薪を小割りにしたり、フェザースティックを作ったり、ナイフを使う場面が増えてきます。
そんな時に思うのが、
ですよね。
でもブッシュクラフトナイフも種類が多すぎてどんなナイフを選べばいいかわからないですよね。
本日は、スペインの老舗メーカー「ムエラ」から発売されているバイキングを紹介します。
ムエラバイキングは、とても美しく実用性が高いナイフですので、ブッシュクラフトナイフ選びで失敗したくない方は最後までお読みください。
ムエラバイキングとは?
ムエラバイキングは、スペインのメーカー「ムエラ」から発売されているナイフです。
ムエラは、鹿の角を使ったナイフが有名で創業60年以上続く信頼のおける老舗メーカーです。
ムエラバイキングは、バトニング→フェザースティック作り→火起こしが1本できるナイフです。
ムエラバイキングはこんな人におすすめ!
ムエラバイキングは下記のような方にオススメです。
● ナイフを選びで間違えたくない方
● 1本で何でも出来るナイフが欲しい方
● 美しい本格的なナイフが欲しい方
ムエラバイキングのデザイン
ナイフを購入する上で、実用性も大切ですが長く付き合っていく相棒ですのでデザインも考慮したいですよね。(筆者はムエラバイキングに一目惚れ、即買いでしたw)
それでは、ムエラバイキングのデザインを見ていきましょう。
付属品
付属品は下記4つです。
● ナイフ本体
● 本革シース
● ファイヤースターター
● 取扱説明書と紙切れ
ブレードのデザイン
ブレードには、ムエラのロゴとバイキングの文字が印刷されておりクールなデザインになってます。
刃の形は、ブッシュクラフトに向いているスカンジグラインド。
ベベルが高めに設定されているので、エッジが鋭く木への食い込みが良いです。
柄のデザイン
柄の素材には、バーチウッドが使用されており、独特の木目が非常に美しいです。
柄の形状は指がフィットするように下側が波打っており、全体的に角ばった形をしています。
握ったフィット感は、正直なところ最高とはいえません。
手の平との間に多少すき間ができるので、長時間使用すると疲れます。
ただそれを上回る実用性がありますので後ほど解説します。
シースのデザイン
シースは本革でできており、正面には鹿をモチーフにしたムエラのロゴが刻印されています。
ナイフを格納してもピッタリとフィットするシースですので、ナイフが落ちにくくなってます。
また、ファイヤースターターを収納する穴がありますが、ファイヤースターターが減ってくると隙間ができてスポスポ落ちます。
ファイヤースターターが減ってきたら別で保管したほうが良さそうです。
ムエラバイキングのスペック
ムエラバイキングのスペックは下記の通りです。
全長:23.5cm
ブレードの長さ:11cm
柄の長さ:12.5cm
刃厚:4mm
重量:201g
ブレード素材:ジャーマンステンレス
柄の素材:バーチウッド
ムエラバイキングは1本でなんでも解決できる!
ムエラバイキングの最大のメリットは、手頃な価格ながらバトニングやフェザースティック、火起こしまでまで一本で全てを解決できるところです。
● フェザースティック
● バトニング
● 火起こし
フェザースティック作り
ムエラバイキングは、刃厚が4mmあるので刃先は鋭くないように思えますが、ベベルの位置を高くして刃先の鋭さをカバーしていますので、ストレスなくフェザースティックが作れます。
ベベルの位置が高く、ナイフが外側にはじかれにくくなっていますので、フェザーが途中で切れにくくなってます。
バトニング
食い込みの良い刃先と、4ミリの刃厚は薪をなんなく切り裂きます。
フルタングナイフですので、ガシガシバトニングしたい方にもぴったりなブッシュクラフトナイフです。
火起こし
ムエラバイキングには、ファイヤースターターが標準装備されているので、ほぐした麻ひもなどを用意すれば誰でも簡単に火を起こすことができます。
ライター等を使わずに火を起こす行為も、焚き火の楽しみの一つでもあるので、ぜひあなたも挑戦してみてください。
火の起こし方は、ほぐした麻ひもに火花を散らして着火させ、フェザースティックを重ねて火を育てていきます。
下記の動画は、フェザースティックに麻ひもを巻き付けて、フェザースティックが作りやすく、簡単に着火できる方法を解説しています。
ぜひ、ご覧ください。
ムエラバイキングのお手入れ方法を紹介!
ナイフを長く大切に使うためにも普段のお手入れは欠かせません。とはいえ、ムエラのバイキングは「ステンレス製」なのでそこまでサビを気にしなくて良いのでお手入れはそこまで気を使わなくてOKです。
ムエラバイキングのお手入れは、下記3つです。
● ブレードの手入れ
● 柄の手入れ
● シースの手入れ
ブレードの手入れ
ムエラバイキングのブレードの手入れは、主に2つあります。
● 切れ味が落ちてきたら研ぐ
● 使用後に油を塗る
刃の切れ味が落ちてきたら、砥石を使って刃を研ぎましょう。
切れないナイフを使っていると、変に力が入って危険です。
ムエラバイキングは、スカンジグラインドなので砥石に刃をピッタリと当てて研ぎます。
もう1つの手入れが、研いだ後やナイフの使用後に「ブレードに油を塗る」です。
ムエラバイキングは、ステンレス製なのでそうそうサビることはありませんが「水分や塩分」が付着して放置するとサビます。
海でキャンプをして魚をさばいたりする方は危険ですので使用後は必ず油を塗りましょう。
普段のお手入れにおすすめな油は「刃物椿油」です。
刃物椿油は、100%自然成分なので食品を切っても安心です。
また、この刃物椿油は次で説明する柄のお手入れにも使えるので非常に便利で重宝しています。
ブレードから柄まで一気にお手入れしたい方にはピッタリです。
柄のお手入れ
ムエラバイキングの柄のお手入れは、柄に植物油を塗って油膜を形成する「オイルフィニッシュ」を実施します。
オイルフィニッシュの効果は下記4つです。
● 撥水効果
● 防腐効果
● 防カビ効果
● 汚れ防止
柄の表面に植物油による油膜を形成するため水をはじき汚れが付着しにくくなります。
また見た目にも変化が現れ、椿油や亜麻仁油を塗ると自然なツヤが出て木目がくっきりとして深い色合いになります。
ちなみに私のムエラバイキングは、色合いがあまり変わらない(若干黄色っぽくなる)植物油「桐油」を使ってオイルフィニッシュしました。
桐油は、椿油や亜麻仁油に比べて強力な油膜が形成されるので、撥水効果も強力になります。
ムエラバイキングの桐油オイルフィニッシュは下記の動画で詳しく解説していますのでオイルフィニッシュに興味ある方は見てみてください!
シースのお手入れ
本革のシースのお手入れは、定期的に保革油を塗ります。
保革油を塗る効果は、本革に適度な栄養とツヤを与え腐食を防ぐことです。
定期的ってどれくらいよ?と思う方もいるかもしれませんが、だいたい3ヶ月に1回くらいを目安に塗ってください。
本革は腐食も早くないですし、1度保革油を塗れば長い間ツヤが保たれます。
みなさんよく使っているのが「蜜蝋ワックス」です。
柄や家具などのオイルフィニッシュに使われる優れたワックスですので、使ってみてください。
柄と本革の手入れに使えるので、非常に便利で重宝しています。
蜜蝋ワックスの使い方については、蜜蝋ワックスの使い方、効果や色の変化を実験【斧やナイフに塗ろう】をご覧ください。
動画で見たい方は、こちらでも詳しく解説しています。
ブッシュクラフトにおすすめなナイフ!ムエラバイキングをレビュー【万能ナイフです】まとめ
ムエラバイキングは、バトニング→フェザースティック作り→火起こしが1本でできてしまう実用性の高いナイフです。
作りもフルタングで頑丈ですので、しっかり手入れをすれば一生使える相棒になります。
「ワンランク上の実用性が高いナイフが欲しい!」という方は、ムエラバイキングに投資するのもアリです。
価格もお手頃なので人気が高いですが、手に入れれば活躍すること間違いなしです!
最後までお読みいただきありがとうございました。本記事があなたのナイフ選びにお役に立てれば幸いです。
それでは、良いキャンプライフをお過ごしください!