正しいシーズニングの方法を、画像付きで教えます。
● シーズニングとは?
● シーズニングの方法がわかる
● 使用後のお手入れ方法がわかる
● フライパンが焦げついた時の対処法も解説
【完全版】鉄フライパンの正しいシーズニング方法【意外と簡単です!】
キャンプで欠かせない調理器具といえば、鉄製のフライパンです。
熱伝導率がよく、外はカリッと中はジューシーに美味しく調理できるのが最大の魅力。
私自身、鉄製のフライパンや鉄板の魅力に惹かれ、気づけば6枚も所持していました…笑
そんな鉄フライパンですが、説明書やパッケージを見ると「使用前にシーズニングを行って下さい」と書かれています。
と突っ込みたくなる人も多いはず(私もそうだった)
本記事では、シーズニングの効果や方法、使用後のお手入れ方法まで詳しく解説していきます。
シーズニングとは?
シーズニングとは、フライパンに限らず鉄製品の調理器具(フライパン、鉄板、スキレッド)を使用する前に行う作業のことです。
シーズニングをすると、フライパンの表面に油膜が作られます。その油膜によって下記3つの効果が得られます。
● 塗料などの臭いが料理にうつらない
● 焦つきにくくなる
● サビにくくなる
鉄フライパンは、出荷時にサビ止めの塗料が塗られているので、シーズニングを行わずに使用すると塗料の匂いがうつって料理が台無しになるのでご注意を。
形成された油膜は、コーティングの役割を果たすので食材が焦げつきにくくなります。
また、酸化を防いでくれるのでサビにくくなり鉄フライパンを長く使うことができます。
美味しく調理ができ、フライパンを長く使うためにもシーズニングは欠かせません。
それでは、シーズニングの方法をみていきましょう。
シーズニングの方法
フライパンを購入したら行う使用前のシーズニング方法を解説していきます。
まずは、用意するものからみていきましょう!
動画でみたい方は、こちらからどうぞ〜。
用意するもの
● ガスコンロ
● オリーブオイル(サラダ油でも可)
● キッチンペーパー
● 手袋
● トング(さいばしでも可)
● 野菜くず
シーズニングの手順
シーズニングの手順は下記の通りです。
鉄フライパンを洗う
購入したばかりの鉄フライパンは、サビ止めの塗料が塗られているので、中性洗剤でしっかり洗いましょう。裏側も忘れずに!
空焼きをする
● 空焼きをすると煙が出るので、室内で行うときは換気をしましょう。(屋外で実施することをオススメします)
● フライパンを火にかけるときは、中火以下でゆっくり加熱して下さい。強火で急加熱するとフライパンが変形します。
フライパンが洗い終わったら、火にかけて空焼きします。
塗られている塗料を焼き切るので、煙がモクモクと出てきますが気にせず加熱しましょう。
煙が落ち着いたら火を止めます。
油を塗る
火を止めたらフライパンが冷めないうちに油を塗ります。
キッチンペーパーを使用してフライパン全体にまんべんなく塗ります。火傷防止に手袋をはめて下さいね。
取っ手の付け根はサビやすいので、入念に塗ります。
手で触れるくらいまで冷ます
油を塗り終わったら、手で触れるくらいまでフライパンを冷まします。
これで、1油膜完成です。
4回油膜をつくることで、焦げつきにくくサビない鉄フライパンが完成します。
〜 をあと3回繰り返して、強力な4油膜にします。野菜くずを炒める
4油膜が完成したら、フライパンを火にかけて油をひきます。
フライパンが温まったら、野菜くずを炒めましょう。
炒めることで、野菜くずが鉄の匂いを吸収してくれるので料理に匂いがうつりません。
おすすめの野菜くずはネギです。香味野菜は、鉄のイヤな匂いを完全に吸収してくれます。
野菜くずが少し焦げるくらいまで炒めたら、火を止めて野菜くずを捨てます。
最後にキッチンペーパーで汚れを拭き取り、油を塗ってシーズニングの終了です。
本記事で使用したフライパンはこちら↓
鉄フライパンの使用後のお手入れ方法
鉄フライパンを長く使うためには、使用後のお手入れが必須です。
と思うかもしれませんが、意外と簡単ですのでやってみて下さい!
使用後のお手入れの手順
● お湯または水で洗う
● 火にかけて水気を飛ばす
● 油を塗って完成
お湯または水で洗う
中性洗剤は使ってはいけません。油膜がはがれて、焦げ付きやすくなりフライパンがサビます。
使用後のフライパンをお湯または水で洗います。汚れがひどい場合は、金たわしを使って洗いましょう。
火にかけて水気を飛ばす
火にかけるときは中火以下で加熱しましょう。いきなり強火で加熱すると鉄フライパンが変形します。
洗い終わったフライパンを2〜3分ほど火にかけて水気を飛ばします。
油を塗って完成
水気が飛ぶまで加熱したら、火を止めて油をフライパン全体に塗ったら使用後のお手入れは終了です。
フライパンを洗って火にかけて油を塗るだけなので、とても簡単にできます。鉄フライパンは、しっかり手入れをすれば一生使えると言われているので、ぜひやってみて下さい!
フライパンが焦げついた時の対処法
鉄フライパンを使っていると、火力が強かったなどの理由で焦げついてしまうことがあります。
でも、安心して下さい!
鉄フライパンが焦げ付いてしまったときは、下記の手順でお手入れすれば元通りになります。
焦げついた時の対処手順
● 鉄フライパンに水を入れて火にかける
● 焦げが柔らかくなったら金たわしでこする
● 水気が飛ぶまで火にかけて油を塗る
鉄フライパンに水を入れて火にかける
焦げつきが浸るくらいまで水を入れて鉄フライパンを火にかけます。
火にかけることで、焦げついた汚れがやわらかくなり簡単に落とせます。
焦げが柔らかくなったら金たわしでこする
焦げつきがやわらかくなったら、金たわしでこすりましょう。柔らかくなっているので簡単に落とせると思います。
この時も、中性洗剤は使わないようにして下さい。
水気が飛ぶまで火にかけて油を塗る
焦げつきが落ちたら、水気が飛ぶまで(2〜3分)火にかけます。
水気が飛んだら、油を塗って終了です!
先程の使用後のメンテナンスと同じやり方ですので、そんなに手間ではありませんよね!
鉄フライパンの保管方法
鉄は湿気に弱いので、風通しの良いところに保管しましょう。
新聞紙で包んで保管すると、湿気を吸ってくれるのでサビ防止に効果的です。
今回シーズニングに使っている鉄フライパン「Frying Iron」は、耐油紙が付属されてい流ので保管に便利です。
【完全版】鉄フライパンの正しいシーズニング方法【意外と簡単です!】 まとめ
使用前のシーズニングから使用後のお手入れについて解説してきましたが、意外と簡単じゃありませんか?
フライパンはどうせ洗うので、その後に火にかけて油を塗るだけです!
お手入れをすれば、鉄製品は100年使えると言われているのでぜひやってみて下さい。調理には欠かせない大切なフライパンですので…!
鉄フライパンのお手入れ全般については、下記の記事で詳しく解説しています。
【 完全版 】鉄フライパンのお手入れ方法はこれを見ればOK!
最後までお読みいただきありがとうございました。
良いキャンプライフをお送りくださいませ!それでは。